お茶農家の仕事【改植編】
こんにちは、山東です☺️
お茶農家の大きな作業として長期間に行われる整備作業が「改植」です。
お茶の木は50年近く栽培され収穫できますが、今の機械の大型化により、機械が入らない茶園や傾斜で危ない茶園などを整地し直して、新しい茶の木を植えて更新する作業です🤲
こちらの茶園は、手前がやぶきた「樹齢45年程」奥が山の息吹「樹齢19年」が植えてあり、2枚に分かれていました😎
傾斜もきつく、真ん中が下がっていたのでユンボ2台で土を大量に動かしました!
傾斜の下には、「トーフ」と呼んでいるコンクリートのブロックを並べて傾斜を緩やかにして、ある程度茶園の形を作っていきます。
自分は30歳でこれから30年40年と育てていくため後悔のないような整地をするため父親にあーでもないこーでもない言ってなんとか満足いく圃場になりました👌
さて、ある程度整地が終わると今度は水はけを良くするために1.5〜2.0m深くユンボで縦に溝を掘り暗渠パイプを入れて、瓦を入れて地下に水が流れる通り道を作り排水を良くしていきます!
この作業がとても大事で、いくら綺麗に整地しても、土が乾かなくてぐちゃぐちゃだと生育不良になってしまいます😔
暗渠を掘り終えたらユンボで天地返しをしていきます!
土を深く掘り起こして平らに整地しながら固くなった土をほぐしていきます!
表面の有機物を地中の土と混ぜながらお茶が育ちやすいようにしていきます💪
さて、これが終わればどんな方向に茶の木を植えるか糸張りをして石灰で白線を引きます!
我が家では、お茶を植える時に白黒マルチを敷いてから植えていきます。
この作業は大変なのですが植えてから成長していく際の雑草対策で後々とても楽になります👍
他の方だと、稲わらを乾燥させて株元に寄せていく方法や、山草を粉砕して敷き詰める方法なと色々あります😌
マルチを敷き終わるまでがとても長期間なので、マルチを敷き終わると9割終わった気分になります😄
この茶園は7月に抜根し始めて翌年3月まで長い期間での作業でしたが、とても満足しています😊
さて、次回は定植編です🫡
同じ山東でもう1人改植をしてる方がいるので
植えるお茶の品種や特徴、なぜこの品種を選定したのか、なぜこの茶園を改植したのかなど
また、お伝えしていきます👏🌱