山東茶業組合

2020年1月31日

クワシロカイガラムシの防除

毎年この時期になるとクワシロカイガラムシの防除が始まります。

クワシロカイガラムシは樹の枝部分に寄生し、茶樹の樹液を吸汁する為、生育に甚大な被害を及ぼします。

その為、この時期は表面の葉ではなく、樹の内部の枝まで薬剤を浸透させる防除を行います。

この時期主に使われる薬剤はプルートMCと言う待ち伏せ型の薬剤で、これから夏場にかけて、薬剤が付着した枝に虫が触れると殺虫効果を発揮する特性を持っています。

夏場の害虫の被害を軽減する意味でもとても魅力のある薬剤ですが、内部まで薬剤を浸透させるのはなかなか大変です。

散布も丁寧に行い、時間もかなり掛かる作業ですが、徹底した防除を行い、今年も良質生産に努めたいと思います。

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