2018年9月11日
秋冬番茶前の防除
今月末から始まる秋冬番茶を前に、最終の防除作業の時期になりました。
この時期は出揃ってきた四番茶芽を害虫の被害から守る為に行います。
少し涼しくなってきたこの頃は、害虫の活動も活発になり、特にこの時期はチャハマキなどと言った、茶葉の裏側に寄生し、葉を巻いてしまう害虫が増えてきます。
チャハマキもそうですが、基本的に害虫と言った被害を与える虫は葉の裏側に寄生する為、雨の様に真上から薬剤を散布しても、効果があまりありません。
その為、散布の仕方もそうですが散布装備も昔より進化して来ています。
散布する時に使用する噴霧口も、昔は真下に向かって散布する噴霧口が主流でしたが、今では左右斜め下方向に向かって散布する噴霧口が主流となり、斜めから高圧で散布する事で、葉の裏まで薬剤が届きやすい物へと進化して来ています。
どんなに物が良くても、散布適期、散布方法で左右されるものですが、最終防除も丁寧な管理を行いたいと思います。